英語講師の始まり
私は短大の英語科を卒業後、アメリカのシカゴに留学して1年間語学学校に通い、その後アメリカの大学に編入し、コンピューターアニメーションを学びました。
卒業後、日本に帰国し、たまたま見た求人広告がきっかけで大手子ども英会話教室の講師として英語講師の仕事を始めました。
初めた当初は、子供達がとても意欲的に英語を学ぼうとしている様子に、私も毎回のレッスンを楽しんでいました。
しかし月日が経つにつれ、徐々に子供達のレッスン中の日本語の私語が増え、やる気を感じられない様子が増えてきました。そして10年が経った頃、子供達へ、ものを教え続ける難しさやプレッシャーを感じて、一度英語講師を辞めました。
実際に英語講師を離れて他の仕事を経験しながら外から英語講師の世界を見てみました。
そうしてみると、思っていた以上に英語講師の楽しさややりがいを再認識でき、1年後、再び英語講師への道へ戻ることを決めました。
英語教室スタート
2017年、私は茨城県北部の人口15,000人ほどの町で英語教室を始めました。
当時、子供たちに対して学習の成績だけでは測れない「自分から発信する力」「人を受け入れる力」「やればできると思える力」を身につけてほしいという願いを持っていました。
学校の英語の勉強が全くできなくても良いわけではありませんが、話せるようになるには勉強だけでは不十分だと強く感じていました。しかし、教室を始めて3年が経ち、入会する子供たちが増える一方で、中学生になって学校のテストの点数が取れずに退会する子供たちも出てきました。
この状況に対し、英語を学ぶことが子供たちにとってどのような意味を持つのか疑問を感じ、自信を失っていました。
English Upliftとの出会い
そんな時、アプリコット出版がInstagramを開設し、ひろみ先生とMatthew先生の画像を見かけました。
以前からアプリコット出版のひろみ先生とMatthew先生のセミナーに参加していた私は、次世代型こども英語講師養成講座に興味を持ち、6期生募集の説明会に即申し込みました。
そして受講を決めました。
決めた一番の理由は「コーチング」です。
講師として子供達や保護者の方々と関わるときに大切なことが学べるかもしれないと感じました。また、教室の子供たちが中学生になって勉強や人間関係で思い悩んだ時に少しでも力になりたいと思ったからです。
ステキな先生って何?
私はUpliftの6期生として参加し、初めてのセッションの最後に「どんな先生になりたいですか?」と問われ、「ステキな先生になりたい」と答えたことを覚えています。
今の私なら、その時の自分に「ステキな先生って何?」と問いかけるでしょう。
それは自分の先生像が曖昧な証拠で何も考えてなかったからです。
そして、講座での大切なメッセージ「先生が輝けば子供達はもっと輝く」の意味も、当時の私は全く理解していませんでした。
自分を認める
講座の1回目は、「コーチング」セッション。受講後から私は自分自身と向き合い、人生を振り返りました。
講座の初めの頃、私は自分のことがあまり好きではなくずっと「自分なんて」と思っていたことに気づきました。
しかし、講座で学びを通して自分を誰かと比べず認める大切さを知りました。
さらに、自分が自分自身の最大の味方になることで、私はありのままの自分を認め、受け入れることができるようになりました。どんな私でもいろいろ経験した今の私がBest!と思えるようにもなりました。
このように思えるようになった事で、子供たちや保護者の方々に対してもっと柔軟に対応できるようなり、ちょっとしたことに気持ちが左右されなくなりました。
最後に
English Upliftではさまざまなセッションで「Non-Target English Approach®」をはじめとする、レッスンには欠かせないことを学べます。そして確実にレッスンが変わり、子供達のレッスン中の英語での発話が増えていくのを実感できます。
でもそれだけではなく講師として大切なもっと本質的なことを学ぶことができます。
子供達のために何を見て・聞いて・考えて・伝えるかは先生の大切な役目で、それをできる人になるために視野を広げ、いろいろな視点から物事を見る力が必要だということにも気づきました。
English Upliftでの学びは、次世代を創る子供たちのために今どのような英語を学ぶ必要があるのかを選択し、世間に流されないブレない先生になるために必ず必要です。
正直私はすぐにこのことに気づけたわけではありません。
講座の中でひろみ先生やMatthew先生、そして同じ志を持った先生方に出会い、思いを伝えあう中で、少しずつ気づいてきたのです。そして今の私なら心からこう言えます。
「先生が輝けば子供達はもっと輝く」
本当にその通りだと思います!これからも子供達の未来が少しでも良くなるために力になりたいです。
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