山本 佐江子


英会話講師になったきっかけ

大学卒業後にもともと銀行員として働いていた私は、入行3年目の時に、たまたま友人の家で見つけた作文に目が留まりました。それは当時日本語教師として教えていた友人の母が採点していた外国人留学生の作文でした。
その内容があまりにもキラキラしていて、夢がいっぱい詰まっていて、感動した私は“日本語教師”にぼんやりと憧れを持ち、いつか日本語を教えてみたいと考えるようになりました。
この時はまだ英会話講師は全く興味がありませんでした。

ただ、入行4年目の時にどうしてもオーストラリアでワーキングホリデーにいきたい!という想いを捨てきれず、一大決心をして退職。念願のオーストラリアに向かいました。 その時は日本に帰国後に、日本語教師の勉強をしようと思っていました。

すると待ち受けていたのは言葉の壁でした。

旅行と生活は全く異なるもので、自分の言いたいことを伝えられない苦しさやもどかしさを毎日感じていました。
それでも語学学校に通い、必死に毎日勉強して少しずつコミュニケーションができるようになってきました。
この頃ホームステイからシェアハウスに移り、バイトをしながら生活をしていました。

ようやくオーストラリアでの生活に慣れてきたころ、シドニーで日本語教師の養成講座が受講できることを知りました。迷わず飛び込んだこちらでも3カ月間みっちり勉強し、今すぐにでも日本語を教えたいと思った私は家庭教師をしたり、知り合いの紹介で現地の小学校の日本語の授業のアシスタントをしていました。
その時の子どもたちがとても可愛くて、オーストラリアの大学院に進学して教員免許を取り、小学校で教えたい!というのが私の新たな目標になりました。

ワーキングホリデーのビザが切れて日本に帰国、またお金を貯めて準備をして大学院に進学予定だったのですが、なんとここで結婚、出産という新たな人生のステージに立つことになりました。
出産後、娘が10カ月の時に早く講師になりたいという焦りがあった私は、 日本語教師の仕事を探しましたが、子供を抱えながら勤められるところはなかなか近くになく、その時にふと目に留まったのが英会話講師募集の広告でした。
その時は、自分自身の英語を忘れたくないという気持ちと、日本語でなくても“教える”という経験はかならず活きるはず、とすぐに応募し、英会話講師を始めることになりました。
正直、他の先生方のような決して熱い気持ちで飛び込んだわけではなく、自分の英語力維持と“教える”を学ぶためでした。

英会話講師の楽しさと葛藤、English Uplift との出会い

そんな理由から始めた英会話講師でしたが、気が付けば 10年ほどそこで教えていました。

教室を毎週楽しみにしてくれる子どもたちや、英語を使った仕事を夢見る子どもたちと共に過ごし、その夢をともに応援したくなり、ここで私がやっていることが子どもたちの将来の可能性を広げていくんだと実感していきました。
軽い気持ちで講師を始めたのにもかかわらず、子どもたちと長い年数関わることで、すっかり私は英会話講師に引き込まれていきました。

しかしそう思えば思うほど、レッスンの内容や子どもたちの話す英語の内容が限定的に感じ、漠然とこれでいいのだろうか・・と焦りが出てきました。でもその焦りがなんなのか?答えが見つからないまま時は過ぎ、当時働いていた教室が英会話事業打ち切りのためなくなってしまうことに。
ただ、たくさんの生徒さんを持っていた私は子どもたちを放り出すことができないと、そこから個人で教室をやっていくことを決意。生徒さんたちも、みんな私のところで継続してくれることになりました。

その時改めて、自分が背負う子どもたちの未来を思い、その責任の重さを痛感しました。
それでもこの頃はただやり方も変えられず、焦ってばかりいました。

しかしこのタイミングで従来の教材が廃版で使用できなくなり、すべて Learning world に変えることに。
全レベルを一斉に始めなければいけないとまた How to ばかり心配していた私でしたが、LW 準備セミナーなるものを始められる先生方がいる、 とたまたま知り合いの先生に教えていただき、もう何も考えず、すぐに受講しました。

これがひろみ先生とマシュー先生との出会いです。

その LW 準備セミナーでは、私が思いもつかないアイディアで子どもたちの英語を引き出すマシュー先生のレッスンにとても魅了されていました。 Non-Target English Approach®︎について知ったのはこの時です。
とにかくこの English Uplift のホームページを読むと共感することばかり。私が本当に教えたいのはこれじゃないかなと思うようになりました。そして Summer Retreat でより深く Non-Target EnglishApproach®︎について学べると知った私はすぐに申込みました。
今でも Summer Retreat での2日間は衝撃的過ぎて忘れられません。
私はこんな先生になりたい、こんな風に教えてみたい、とにかくアドレナリンが出っ放し、脳も興奮状態でした。

そしてその後、Summer Retreat で学んだことを少しレッスンに取り入れてやってみると・・・なんと生徒が反応してくれたんです。
些細な変化でしたが、これならきっと子どもたちも私も変われる!変わりたい!と思うようになりました。
養成講座の10期開講について聞いたときは、もっと知りたい、もっと深く学びたいという想いが先立ち、すぐに申込をしていました。

養成講座での 7 か月間

楽しみだけれど講座についていけるだろうか・・と期待と不安が混じった気持ちの中、10期がスタートしました。

初回から初めて学ぶコーチングに衝撃を受け、 Non-Target English Approach®︎に Avtivity design、毎回の講座で学ぶ情報の多さにいっぱいいっぱいになっていましたが、とにかく10期では講座の内容を少しでも理解し、落とし込み、自分自身と向き合うことに徹した7カ月間でした。

ひろみ先生とマシュー先生の言葉が要所要所で胸に刺さり、常に自分は何のために先生をしているのか?子どもたちにどうなってほしいのか?を考えるようになりました。

そしていかに自分自身が色んな概念の枠の中で生きてきたのかを感じました。

さらに、全国から集まった一緒に学ぶ仲間の先生の影響もとても大きかったです。
皆さん教室が違ってもテキストが違っても同じ志を持っていて、一緒に悩みながらたくさん話をさせていただいて、とても心強く頼もしい存在です。今では定期的に一緒に英語イベントをさせていただいたりもしています。

同じ方向を向いている先生たちとだからなんでもスムーズにできるし、安心してお互いの生徒を任せられます。
ここでの出会いがまた、個人で教室をしている先生にとって、かけがえのない力で、心強い仲間になると思っています。

私は English Uplift に勇気を出して飛び込んだことで、英会話講師としての世界が広がり、視野も広がり、限界を作らない自分になれたと思っています。そして私の変化はまさに生徒に変化をもたらし、 今では自分の言いたいことをそのまま英語で言える生徒が増えています。

でも、私が教えたいのは英語だけではありません。
子どもたちが英語教育を通じて6C を学び、人とのかかわり方や気持ちを伝えることの大切さ、また仲間と協力しながら問題解決をしていく姿勢など、子どもたちが生きていくうえで必要なことを一緒に身につけてもらえることがとても大切だと思います。
こんな風に考えられるようになったのも English Uplift、ひろみ先生、マシュー先生との出会いのおかげです。

すべては子どもたちが幸せに生きていくために。

もしこの講座を受けようか迷っている先生がおられたら、ぜひ私たちの仲間になりませんか?
ここでしか得られない学びで必ず変わることができます。
まずは自分自身を信じるところからスタートです!

“I am what I believe. I become what I believe.”

山本 佐江子( Saeko Yamamoto )
English Uplift 10期修了。11期リピート生。
滋賀県在住。
『Saeko’s HAPPY DOLPHINS』主宰。

公式LINE:saekoshappydolphins
Instagram:saekos_happydolphins


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